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エイズの起源はゴリラ?エイズの歴史に迫る

2020年04月26日

HIVウイルスに感染してしまい、その症状が進行していくことでエイズを発症します。この病気は最悪死ぬこともあり、医療技術が発展して死ぬ可能性が低くなってきた現在でも、多くの人が恐れている性感染症だと言うことができるでしょう。HIVやエイズに関しては治療に関する研究が日々進められていますが、それと同じように起源についても研究がなされてきました。これまでの研究結果から、その起源はゴリラだと言われていますが、それにはどのような理由があるのでしょうか。

ゴリラを含む大型類人猿は、人間と98%同じDNAを共有しており、人間と大型類人猿のDNA構成はとても似ているということができます。カメルーン共和国の森に棲んでいるゴリラの糞からサンプルを採取し、分析したところHIVウイルスに似たウイルスが検出されたのです。実は過去の研究ではヒト免疫不全ウイルスとサル免疫不全ウイルスの類似性から、サルから人間にうつった可能性が指摘されていたのですが、最新のデータを考慮するとこの推論を決定づけることもできると言えます。

エイズの歴史を追究している学者によると、昔に熱帯雨林でチンパンジーを虐殺したハンターが、虐殺の際にHIVウイルスに感染したのだろうと言われており、そのハンターがセックスを行ったことで感染が広まったと言われているのです。ハンターとセックスを行った人たちが住んでいる地域の診療所では皮下注射器が使い回されていた過去があるので、それも感染を拡大させる原因となったのであろうと言われています。このように、ゴリラのような類人猿から人間へと感染していったのだということができるでしょう。

HIVウイルスに感染している恐れがあるのであれば、しっかりと検査を受けることが大切です。ゴリラからエイズがうつった時代ではHIVやエイズの治療法が確立されておらず、感染した人は死ぬことから免れることができずに恐怖におびえる日々を過ごしていました。ですが、医学が発達している現在では早期発見からの早期治療によって、症状を抑制することができるようになっています。感染した恐れがあるのであれば検査を受けたり医療機関を受診したりして、適切な治療が進められるようにしてください。

なかにはエイズの起源を追究することが無意味だと考える人もいるかもしれませんが、感染のルーツを辿ることは有効な治療方法を考えるためにもとても重要なことであると言えます。エイズの起源を探ることによって、新たな治療法を確立することができる可能性もあり、そうなれば今よりもHIVなどの症状を抑えることが容易になるかもしれません。現在ではHIVやエイズに関して明らかにされていないことがたくさんありますので、これから先も研究によってあらゆることが明らかにされていくことが期待されています。起源を辿ることも非常に重要だと言えますので、これらの病気の新たな治療法を期待しているのであれば、これからも研究の結果をチェックしておくことがおすすめです。